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進出企業インタビュー02

株式会社リジョブ

一ツ木 智輝さん

地域の課題を解決する
「真鶴の人」になりたい

地域の課題を解決する、「真鶴の人」になりたい。

2019年3月、真鶴の大道商店街にある空き家をリノベーションした「月光堂ビル」に、株式会社リジョブが *滞在型サテライトオフィス を構えました。リジョブの担当として真鶴に移住してきた一ツ木さんは、オフィス進出が正式に決まる前からプライベートで真鶴に訪れるほどの熱の入れようでした。真鶴に移住して一ヶ月。いまどんな生活を送り、何を感じているのかを伺いました。
*滞在型サテライトオフィス … スタッフが常駐し、地域にオフィスを構える形態。

—— まずは、現在一ツ木さんが真鶴町で取り組まれている
事業について教えてください。

リジョブは求人サイトの運営を行なっているんですが、その中で「人手があればもっとサービスを厚くできるのに」と、人材不足でできなかった一部の業務を真鶴に持ってきて取り組んでいます。

我々の業務を分解していったときに、パソコン一台とWi-Fi環境があればできる仕事がたくさんあるんです。一方で真鶴の実情を見たときに、「デスクワーク」と呼ばれる領域の有効求人倍率が低い。一つの仕事を四人で奪い合ってるような状況があるんです。そこをマッチさせて運営できないかなと考えています。

—— いま実際に何人の方が働いているんですか?

いま働いているメンバーは社員の私と、アルバイト・パートさんが3人。そして業務委託の方が1人です。我々としてはまだまだどんどん雇用を増やしていって、地域に還元していければなと思っています。

いま一ヶ月運営していて見えてきたことは、やはり町の方々にこういった仕事のニーズがあったということですね。そしてただ単に仕事を求めているというよりは、どちらかというと働いていく中で社会とのつながりや人とのつながりを求めているんだなと。そのニーズに応えつつ、かつ本社の困っていることを解決することができれば、三方よしかなと思います。

真鶴駅からまっすぐ歩いて約5分。
大道商店街にある月光堂ビルの二階をオフィスにしている。

テラスも付いている仕事部屋。この部屋以外にミーティングルームもある。

※ 写真は緊急事態宣言の発令以前に撮影されたもの。現在は席を分散し定期的に換気を行うなど、三密を避ける対策を行っている。

—— 一ツ木さんはリジョブのサテライトオフィス進出に合わせて、真鶴に移住して生活していると聞きました。普段どんな生活を送っていますか?

平日は、9時半までには出社して業務をしています。12時にオフィス近くの〈魚かず〉さんに行って、魚を一通り買うんです。それをオフィスの冷蔵庫に入れておいて、業務が終わったら持って帰って、家で刺身にしてビールと一緒に食べるっていうのが日課になっています。

休日の場合は、酒屋でビールを買って、真鶴港の景色の良いところで飲みつつ、将来の夢とかこれからの目標を振り返って、ちょっと良い時間を過ごすっていう感じですね。かなり満喫させていただいます。新鮮な空気に良い景色、美味しい食べ物。そしてやっぱり人の温かさみたいなところは都内にないところですね。

—— なぜ真鶴に拠点を構えようと思ったんですか?

色々な点があるんですが、その中でも三つに絞られるかなと思っています。 一つは、マッチングイベントで真鶴町が発表していた「我々は補助金で企業を誘致しない」という誘致スタンスですね。企業誘致は「補助金を出すから来てくれ」というところに終止しがちなんですが、例えば「補助金をもらうために来ました」なんていった場合に、地域住民の理解って得られないと思うんですよね。そういうあり方は良くないと僕は思っていて。じゃあその代わりになにがあるのか? というと、「人と人とのつながりを大事にします」というところだなと。2点目としてはそこになるかなと思っています。いかにサテライトオフィス運営をする中で、地域の方とのつながりを大事にできるか、一緒にできるのかが僕はすごく大事だなと思っています。

僕もそれこそ、かなり田舎出身なんですよ。全校生徒8人ぐらいのところで育っていて。そこだと外から人が来たとなると、「ヨソモノ」っていう扱いをするんですよね。そういった田舎の感覚は大体分かるんですが、真鶴は全然違うんです。

真鶴の場合は、プライベートで来ても、視察で来てもそれを感じなかったですね。私たちのような全く知らない都内の人間をあたたかくもてなしてくれて。海辺でただ単にビールを飲んでるだけなのに、これ食べなよとすごいツマミが来るとか。真鶴は人を受け入れる寛容的な文化というか、器の広さのようなものがあると思うんです。意図していないかもしれないですけど、それがあるっていうのは決め手になるかなと思っています。

そして最後が、ただ単に自治体ががんばっているだけではなくて、地域の住民の方がこの町のために貢献できないか、この町を変えていけないかというビジョンやパッションを持って取り組んでいること。そこは他の地域とは違ったし、魅力だったな、一緒にこの町を盛り上げたいな、と思ったんです。

—— 真鶴で今後どんなことをやりたいと思っていますか?

まずは、本社にある業務の中で、まだまだ持ってきたい業務というのがあるんです。それをどんどん本社から持ってきて、真鶴で新しい働き方の可能性を広げていきたいというのがありますね。

もう一つは、日本全体を見たときに、本当に持続可能性のある社会なのか?というと、そうじゃないと思うんです。私の地元もそうですし、どの地域もどんどん衰退していっています。人口減少はある意味仕方のないことかもしれませんが、解決できるはずの課題も確実に存在してるわけで。そんな地域の課題をいかに解決できるプレーヤーになれるのか、模索していきたいと思っています。ただ単に地域の人の話を聞くだけじゃなく、一緒に同じものを食べて飲んで、同じ空気を吸って。もっともっと地域の方々と一体となって、「移住してきた人」ではなくて「真鶴の人」と言われるようになることが僕の責任だと思います。

株式会社リジョブ
美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイト「リジョブ」や、介護業界に特化した求人サイト「リジョブ介護」の運営を行うほか、途上国の方々の自立を支援する「咲くらプロジェクト」を推進するソーシャルベンチャー。
住所:神奈川県足柄下郡真鶴町451
ウェブサイト:株式会社リジョブ